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2006年5月14日 - 2006年5月20日に作成された記事

2006年5月20日 (土)

ひとりゆく、ことの難しさ

昨年3月末に前職を辞めたときには、開放感がありました。視界が開け、時間はたっぷりとあり、やりたいことがいろいろ出来そうな気がしたものです。
でも、言うと行うは違う通りで、組織の中で仕事をしている時の拘束感は確かになくなったのものの、今度はひとりで生計をたてていく寄る辺なさを感じるようになりました。
もちろん、予測はしていたことです。覚悟もしていました。
でも、実際にひとりで始めてみると、少しずつボディ・ブローのように効いてくるものがあるのですね。

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2006年5月19日 (金)

青髭、再読

庄司薫さんの『ぼくの大好きな青髭』を何年かぶりで再読(正確には再々‥‥読)しました。
やはり、面白かった。なんと、三十年も前の作品なのですけれど、「日比谷の卒業生名簿からソ連の崩壊に至るまでさまざまな変化のあったこの四半世紀ののちにも、“言ってはならない”その事柄の核心をめぐっては何一つ変わらない、すべてあの時のままであるとは、ほんとうにあらためて複雑な感慨にふけってしまう。」(2002年改版文庫版『赤頭巾ちゃん気をつけて』庄司薫著、「四半世紀たってのあとがき」より)ような作品であるに違いありません。

その“言ってはならない”ことを言ってしまった作品、もう一度「封印する」ことで責任をとった作品が『青髭』ということになるのだとぼくは考えています。前科一犯の庄司さんは、その15年以上も前に、作品集『喪失』でも、一度“言ってはならない”ことを言ってしまった結果、自ら封印して10年間の沈黙に入ったのでしたが、1969年に『赤頭巾』で封印をやぶりました(この辺りの経緯は、「1972年の栄養失調」に書きました)。しかし、因果はめぐる、というのか、四部作の最終巻『青髭』で再び“言ってはならない”はずのことを書いてしまった庄司さんは、もう一度自らを封印することになったように思うのです。

優勝劣敗の法則と「みんなの幸福」をめぐる、この庄司薫さんの精神史的な闘いは、やはり何らかの形で書き残しておく必要がある、とぼくは思っています。(もっとも、要は庄司さんの著作を読む読者がいれば、それで十分とも言えるのだけれども)

2006年5月17日 (水)

銀河望遠鏡更新・新着本案内

銀河望遠鏡(銀望)の新着本の星を更新致しました。06051762今回は、眉村卓作品を中心に80余点。中でも、眉村卓の代表作、司政官シリーズの単行本は貴重品と言って良いと思います。お値段はかなり高いのですが、ほとんど手に入らない作品です。他にロバート・A・ハインラインの作品をいくつかラインナップしました。(写真は、眉村卓作、司政官シリーズの大長編「引き潮のとき」)

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