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2010年11月14日 - 2010年11月20日に作成された記事

2010年11月15日 (月)

1970年3月号 シリーズ・70年代のSFマガジンを読み直す

 さて、しばらくの間僕がSFに夢中になっていた頃のSFマガジンを読み直す、というか、眺め直す(?)というシリーズを書いてみようかと思っている。きっかけは、長らく実家の押し入れの中でかび臭くなったまま眠っていた昔々のSFマガジンや奇想天外を何十年ぶりかで出して棚に並べたからである。五年ほど前に実家に戻って以来、様々な父や母の遺物と格闘してきた(まだ続いている!)一環で再び日の目を見たのだ。不憫に思い、ぱらぱらとめくるとそこには嗚呼、我が青春のSFの日々が……。
 と、思いきり感傷モードになっても困るわけだが、各号の目次を見ているだけでも、本当にSFに夢中だった頃、何もかもが新鮮で驚きに満ちてわくわくしていたことを思い出す。何しろ読書体験のその始まりにSFが位置しているので、読書=SFと言う時期が初期には続いたのだ。しかし少しずつその感激も薄れ、冷静に個々の作品を評価する様になった頃もまた興味深い。読書の範囲が少しずつ広がり、庄司薫に出会い、河合隼雄や岸田秀、日高敏隆、村上陽一郎などを読み、さらに村上春樹のデビューがあって……と僕の読書歴は続いていくのだが、今回はとにかく、玉石混交ながらきらめくような読書の魅力を僕に擦り込んでくれたSFマガジンを読み直してみる。もちろん、本当に全部読み直すことは出来ないのだが、一号ずつしげしげと眺めてみたい、という訳だ。
 お付き合い頂ければ幸いである。

Scan さてさて、では早速その第一回は、僕とSFMの出会いとなった1970年3月号から、ということにしよう。僕は6月が誕生日なのでこのとき13歳。ということは中学一年三学期ということか。確か小五か小六の時に角川の文庫でバローズの『火星のプリンセス』を見つけ、大人の本と思っていた文庫本にも僕が読める本が(ちらほらと)混じっていることに気がついて嬉しかったのだった。文庫なら安くてなんとかお小遣いで買えたからである。そして中学になり、実はSFの専門誌があったのだ、ということに気がつく。衝撃だった。何とも奇妙な表紙の雑誌が、そのSFマガジンだった。

 今ではしわしわよれよれの表紙で本文も黄色く変色しているが、もちろんピカピカだった中学一年の僕が店頭で手に取ったときにはSFMもピカピカだった。では、さっそく中身を見ていこう。

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